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「ねえ。一体どうするつもりですか?いくらカミサマからの頼みとはいえ大変じゃないのですか?」
「そうなんっすよねー。カミサマ雑っすわ。」
実花が聞いた質問に対してカミサマの愚痴で返す夢花。そんな感じの言葉のラリー続けていた時、いきなり花楓が何かに気が付いたかのように話し始めた。
「ねえねえ。夢花、実花さん。なんかねポケットの中からカミサマからの情報来ているんだけど…。」
「ま、まじか…カミサマは気を使ったつもりなのか…」
「一応さっき、あちらの空間の方に連れて行ってしまった後だから手紙だけの連絡にしたのではないですかね?」
なぜかカミサマから来た手紙の話ではなく、カミサマの対応の話へとずれていっている。しかも手紙の内容をほったらかしたまま…。

『ちょっ!ナレーター!何とかしてくれない!』
あっ。カミサマ。いつもお疲れさまでーす。
『何とか彼女らに手紙読ませることってできないの!?』
そうですね…私のチカラだとむりっす。さーせん。
『も、もういいや。うん。ありがと。んじゃね…』
あっ。カミサマはがっくりしながら帰って行った。

「あっ。そー言えばカミサマからなんか来たって言ってなかった?」
「そういえばそうですね。花楓さんなんて書いてありますか?」
やっと手紙の内容に触れることになった三人。…やっとですか…。あっ。本音が出てしまいましたね。すみません