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「お前らこの間の忠告を無視したらしいな。」
「無視したつもりはないですけど?」
「まあいい。お前らは俺らの計画の邪魔ばかりする。よってここで死んでもらうぞ!」
そういわれた三人の反応は、見事にバラバラだった。
実花は普通の人がとるように少しおびえた表情を見せていた。
花楓は相手のことを力強く睨み付けて今でも何かが切れるのではないかと心配になるほど。
夢花は…
「ねえねえー。そのあんたたちが言ってる「俺らの計画」ってなんなのさー。それくらい教えてくれたっていいでしょうがー。」
…のんきに敵であるはずの人たちに話しかけていた。
その敵の方々はどのような反応かと言えば…。
「俺らの計画ってのはなぁ!偉大なるボスのための作戦でなぁ!この世界を丸々つくりk…」
「おいっ!お前何言ってるんだよ!素直に聞かれて素直に答えるバカいるか!いねえだろうが!」
「いやっそこにいるじゃん。あんたたちがまず何言ってるの?」
「ってか、まずはお前が質問しなきゃ良かったことだろ!?」
「なにそれ!自分の失敗をうちに押し付けないでくんない!?」
…コントのようなことを敵側二人と夢花でしていた。