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しばらくの間続いていたが、しびれを切らしたのか、花楓があきれながら喧嘩風コント?をしているところへ話しかけた。
「ねえ。」
「「なに!?(なんだよ!?)」」
「あんたたちは何しに来たのよ。用無いなら早く帰ってくんない?こっちは暇じゃないんだよねー。」
「それで帰りますっていうやついるかよ!お前たちが邪魔だからこれからお前たちにはこの世界から消えてもらう!」
「そういわれて消える人がどこにいると思いますか!第一ここは私たちがもともと住んでいた世界です!勝手に変えさせるものですか!」
「おれらはボスのためにやってるんだ!お前たちに負けてはいけないんだ!」
「ここで勝負して俺たちの邪魔をしないようにしてやる!」
「なんて言いたいのか良く分からないけど…やってやるよ!実花さんと知り合ったことも何かしらの縁だし、何より、こいつらむかつく!」
「あ…夢花はやっぱりそんな感じなんだね…。まあいいや。じゃあ、いざ勝負!ってことで。」
こうして彼女ら三人と「ボスのために!」となっている彼らとの勝負は始まるのである。
しかし、いくらノリがおかしかったり、変な人たちにも見えても一応戦いに手慣れた人たち。彼女たちがなかなか手を出せない、そして怪我も多くなると予想されていた。