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カミサマは夢花たちのことを見ながら作業をしていた。
『とりあえず、3人と作戦だったりを考えたからひとまずは大丈夫だとは思うけど…。』
『何か心配事でも?』
『ああ。敵方のボスは他の世界のとは言えカミサマだ。僕のお使いとかを頼んでいる2人とあの世界の住民である実花さんが戦えるかなって…。』
『ああ。カミサマは世界から離れると力が弱まるといえども手を入れたところだと少しだけ力が強くなりますからね…。』
そう。管理している世界から離れるとカミサマは弱くなってしまうと夢花たちには話していたが、その世界に手を少しでも加えると少しだけ力が強くなり元の力の一部分を使えたりするのだ。
『いくらあの子たちだからと言って完全に勝てるわけではないから協力しないといけないし、力貸しているんだけどね…。』
そんな感じで話していたら、彼の秘書的な人が一時的に席を外した。
彼女が戻ってくると後ろには夢花、花楓、実花の3人が居た。