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作戦などを話し合ってから三日後の朝。
夢花達三人はそれぞれ起き始めてゆっくりと準備を始めていた。
「お姉ちゃん?あれってどこにあるー?」
「あれって何よ…。もしかして今日必要なもの?」
「うんうん!それ!昨日少し寝ぼけててどこ置いてあるかあやふやなんだよね…。」
「…。いっつもさ…。」
「わかってるって!けど覚えていないんだもん…。」
「はあ…。」
「夢花さん、これじゃないですか?」
「そう!それ!実花さんありがと!どこにあったんだろう…。」
「机の上に置いてありましたよ?」
「………。ゆーめーかー?!」
「ごめんなさーい!!!」
…決戦の日だというのにいつもと変わらないような感じで過ごしている三人。しかし、いつもと違い、少し緊張はしているのだろう。
いつもより表情が硬かったり、意味もなく動いていたりするからだ。
そんなところに
『やっほー。おはよー。今日は…。』
そうカミサマが言いかけたとき、
ガシャーン!
何かが落ちるような、崩れ落ちるような音が聞こえた。
『えっ!?何が起こったの!?大丈夫!?』
そうカミサマが聞くと
「だ、大丈夫……です…。」
崩れ落ちたのは夢花だった。しかも、なぜか彼女の顔には泥ではなく白い粉がついていた。
『何が起こったの…?』
「いやあ……。夢花が今日の作戦に必要だからとそこの棚のところに置いてある粉をとろうとしたら…。」
『台から足でも踏み外した?』
「その通りです…。」
夢花は白い粉を落とさないまま、少ししょんぼりと落ち込んでいた。
『とりあえず、夢花はそのついている粉落としておいで?んで、花楓は夢花の服を準備してくれない?』
「ハイ…。」
そういい、二人はカミサマに言われたとおりに動き出した。
「私は何をしていれば………。」
そんな実花の言葉に、カミサマが
『実花には少しこの後の話があるんだ。…この世界に関してのね…。』
そうカミサマがボソッと言った後、カミサマがついてくるように言い、実花を連れて少し話に外へ出た。