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二人のいるところから少し外れたところへやってきたカミサマと実花。
「あれ?カミサマなんですか?私だけって。」
『ごめんね。少しあの二人には聞かせたくない話だったから、実花だけ呼んだんだ。』
「…?聞かせたくないって…」
『うん。この世界のカミサマが行方不明だって話は、前にしたでしょ?』
「してましたね。そして、そのカミサマが敵のカミサマに捕らえられているってことも聞きました。」
『うん。ここからは話していないんだけどね、そのカミサマの力は大きく低下しているんだ。そして、食い込んでいたアイツの力が増加していて、結構この世界に食い込んでいるんだ。』
「ってことは、もしかしてこの世界に関しては敵を倒すだけでは終わらないってことですか?」
『そういうことになるね。そして、そのカミサマは無事だったら大丈夫なんだけど、もし何か危害を加えられていたら、この世界のカミサマが死んでしまったから、管理している者がいなくなるってことになってしまって、この世界がゆっくりと滅んでいくことになってしまうんだ。』
「ってことは…!」
『そう。この先の未来を左右することになってしまうんだ。』
「そうなんですね…。とりあえず、この戦いの先にある問題に関しては理解しました。けど、それだけならここに私だけを呼んだ理由は何ですか?この話だけならあの二人の前で話しても問題はないような気がしますが…。」
『うん。この話だけだったらね。けどこの話の先を話すと夢、。そ花が反論とかしてくるだろうからね…。』
「夢花さんが?」
『言ってくることが想像できるようなことを今から言おうとしているからね…。』
いろいろとカミサマに連れられて外に出て話をしていて、こ
こまではカミサマもすらすらと話して言っていたが、いきな
り言いにくそうにし始めた。
「カミサマ?大丈夫ですか?」
『大丈夫だよ。ただ、ちょっと覚悟を決めて話聞いてほしいんだ。』
そう言われ、少し戸惑ったようにしている実花。しかし、こ
のままいるのはと思い、覚悟を決めてカミサマの方を見た。
「はい。大丈夫です。その話って何ですか?」
『この話ってのは、この世界についてなんだ。カミサマの大切さはわかるでしょ?そして、一度作った世界は担当者を変えるのは大変なんだ。けど、特殊な例があって、今回はそれを使ってもしもの時は担当者を変えようと思っている。』
「覚悟を決めるってことは、その担当者の変える方法についてですよね?」
『そう。その担当者の変え方ってのが、“現在の担当者とこれからの担当者が双方同意していること。そして、カミサマに相当する力を持つ人物、又はお使いを担当していたその世界の住民を補佐として置くこと。”ってことなんだ。』
「もしかして…。」
『そういうこと。この世界にカミサマに相当する力を持つ人はいないんだ。そしてこの先この世界の担当者として、僕が受け持つことになる。そして、補佐をしてくれる人を、実花に頼みたいんだ。』
「…。この場合って、私の立場はどうなるんですか?」
『名目は補佐ってなるけど、実質的には軽い問題とかは実花に任せることになるから、管理してもらったりしてもらうことになるね。そして、今まで通りの生活を続けることもできるけど、今まで住んでいるところに一部増やさせてもらったり、人間とは少し変わってしまうけど…。』
「そうですか…。少し考えてもいいですか?」
『大丈夫だよ。この作業は戦いが終わった後にするからね。その時にでも返事くれたらいいよ。あと、これは言っておきたいのは、別に実花が断ったとしても、ほかにも頼める人がいるから大丈夫だからね。』
そういって、カミサマと実花は二人の元へ戻った。