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カミサマを花楓が呼んだ頃、夢花は疲れ果てて寝ているまま、実花と花楓がその近くに座って話していた。
「実花さんはこのあとどうするの?」
「とりあえず、カミサマと話さなくてはいけないことがありますからね…。」
そんな話をしていた時、花楓が呼んでいたカミサマが来た。
『やっほー。どうしたの?戦いは終わったんでしょ?』
「…はい。まあ、戦いには勝ちましたけど、ボロボロなんですよね…。」
『とりあえず、夢花は回復させとくからね。んで、とりあえず移動しようか。』
そう言われて移動した先で夢花は目を覚ました。
「…ここは…?」
「夢花!?起きた!?」
「ま、まあ…。そういえば、戦いは?勝った?」
「勝った!勝ったよ!まぁ少しぎりぎりだったけど…。」
そんな会話をしていたら、カミサマが話してきた。
『いい?少し話して。前話した時にはできなかったこれからについてなんだけど…。』
そういって話し始めたのは、この世界のカミサマは彼に変わり、この世界にカミサマとは別で補佐官が必要という話。そして、その補佐官に実花がなるということだった。
「…!なに?そのことは納得してなの?」
「はい。自分で決めてますよ?」
「でもさ、それ受けることになると、実花って人間じゃなくなっちゃうんじゃないの?」
『そうだね…。そういうことになっちゃうね。』
「そしたら…。実花の…実花の暮らしはどうなるの!?」
『そこは大丈夫!今まで通りの暮らしもできるからね!』
「しかも、これからも今までよりは回数は減るけど…会うことはできますからね!」
「やった!そしたら、こっちの世界にも来れるの!?」
『うん。いけるよ!』
こんな会話をしながらこの日を過ごしていった。
そして、夢花と花楓は元の世界に帰っていった。