4
「…ねえ。本当にここにあるの?」
「あるはずだよ?だって聞いたらここだって司書さん教えてくれたじゃん。」
「そうだけどさ…。」
彼女が疑うのも無理はない。
なぜなら普通の本とは違う上に、聞いた時の相手の反応が少しおかしかったからかもしれない。
場所を書いた紙を渡すときに彼は“このことが君に回ってきますように”と言いながら渡してきたからだろう。
そんなことを考えていたら、隣から声が。
「み、見つけた…。」
「え?」
「さっき聞いた暗号だけの本見つけた…。」
「本当に!?」
「うん!とりあえず、あっち行って暗号解くの手伝ってもらっていい?」
「うん。ここまで来たんだからそれくらい手伝うわ。」
「ありがとー!」