ヒロイン25歳
有栖川誉27歳
(起)
いづみとヒロインは高校時代からの友人。
数ヵ月に1度連絡を取り合いお茶をする程度の仲。
ある日、昨日お茶をしたばかりのいづみから連絡があり、電話に出ると助けての後に途切れる電話の音。
数分後、いづみの知り合いだと名乗る男から電話があり、慌ててその場所に向かう。
男は有栖川誉。いづみが監督を勤めるMANKAIカンパニーの一員。
いづみはインフルエンザであり、料理を担当する臣君は一ヶ月ほど取材の為不在。
ヒロインがかってでる事に。
(承)
日が経つにつれ、誉に惹かれていき、また誉もヒロインに惹かれるものの、過去を引きずってるせいで上手くいかず。
お互いもどかしい関係を続けていく中、誉とヒロインは二人で出かける事になった。
途中見つけた雑貨屋で、ワインレッドの薔薇の刺繍が施された髪留めに心惹かれるが、値段が値段なのでそっと戻した。
そんなヒロインの様子を誉は見逃さなかった。
帰宅し、ヒロインが料理を作るからと誉に告げると、付けられる髪留め。
誉への想いを抑えきれず言葉に出そうとするが、二人が帰宅した様子に気付いた学生組を見て口を噤んでしまう。
ある日、誉の仕事関係のパーティでヒロインが同行する事になった。
その際、誉が見立てた真っ赤なドレスに東が髪の毛のセッとアップを施しパーティへ。
トラブルが起きる中、誉がヒロインに告白。結ばれる。
(転)
いづみがインフルエンザと体調不良から復帰し、臣が取材から帰って来た。
お役目ごめんとなったヒロインはMANKAIカンパニーを後にしようとしたが、誉に引き止められ、またいづみからのお願いによりたまにMANKAIカンパニーに顔を出す事に。
そんな時、誉の部屋から一つの懐中時計を発見してしまう。
中に掘られた文字を見て元交際相手に贈ったものだと気づき、ヒロインはMANKAIカンパニーを後にし、誉に何も言う事もなくすべての連絡先を変えて忽然と消えてしまう。
誉は嫌な予感を察知し、自室に落ちてあった懐中時計を見て察してしまう。
いづみも誉も誰もヒロインの住居を知らない為、連絡を取る術が無くなってしまった。
(結)
数ヵ月経ったある日、街中で珈琲を飲んでいるヒロインの元へヒロインの元交際相手が登場する。
元交際相手と昔話に花を咲かせ、お互い先日別れたばかりだと知ると元交際相手はヒロインによりを戻さないかとやんわり声をかけられる。
迷うヒロインに、返事は急がないからと連絡先を交換し、その場は終わる。
週末、デートに誘われたヒロインは誉から貰った髪留めを付けて元交際相手とデートへ。
何かが物足りないヒロイン。
隣に立つ元交際相手は誉ではなく、また自身が好きなのは誉だと改めて再認識し、元交際相手に体調を崩したと告げデートを切り上げる。
なんて自分勝手な人間だろうと絶望し、帰路へ着く途中、引っ張れる腕にヒロインは体制を崩すが間一髪で抱き留められた。相手は誉だった。
突然姿を消したことを責め立てる事なく、誉は謝罪の言葉と心配したと言う言葉をひたすらに繰り返した。
また、懐中時計の件もきちんと理由を説明した。
元交際相手と付き合ってる時に誕生日プレゼントで贈った。しかし懐中時計に興味の無かった彼女に突き返され、また日頃の誉の態度へのうっ憤も爆発し、フラれてしまったのだと言う。そのまま懐中時計を捨てるか悩んだが、誉には何故捨てなければいけないのか分からなかった。ただのモノだと。しかし、逆の立場で考えてみるとよくわかったと言う。
二人でMANKAIカンパニーへ帰り、幸せなEND
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