「…おはよーございます。」
出勤した私は同期であり、自隊、九番隊の副隊長である檜佐木修兵にあいさつをした。
「はよ。つーかお前機嫌悪すぎ。」
「別にそんなこと…」
「ないわけねーだろ。」
悔しい。昔から何かと一緒にいるからか、修兵(こいつ)には何かとわかられてしまうのだ。
「そらお前の気持ちもわからなくはねーが朝くらい元気に来いよ。」
「だって…もう二ヶ月も冬獅郎君の温もりを感じてないの。
寂しくて、苦しくて。冬獅郎君は頑張ってるんだから私ももっとしっかりしなくちゃって思っても不安になって。
そんな風になる自分が嫌で、自分に腹立ててるの。」
そう、私の彼は十番隊隊長の日番谷冬獅郎君。
彼は二ヶ月ほど前から“日番谷先遣隊”の頭として現世に滞在している。
だから私はもう二ヶ月も冬獅郎君に会っていない。
寂しすぎる。