修兵にはすごく悪いと思ってる。
毎日機嫌悪く出勤してきて。
でも自分の気持ちを隠しすぎるときっと私は壊れてしまう。
冬獅郎君に会えない寂しさで。
だから友達として、信頼できる修兵に甘えてしまってる。
弱くてごめんね。
だけど、それほど私にとって冬獅郎君は必要な存在なんだ。
「お前は本当に日番谷隊長が好きなんだな。」
「うん。冬獅郎君がいなくなったら私はきっと私は壊れる。」
「は〜じゃあ後は二人きりにしてやるから思う存分楽しめよ。
後、頼みます。日番谷隊長。」
そう言って立ち上がった修兵の後ろから現れたのは私の愛する人。
なにこれ、どうなってるの?
夢か現実かわからなくなって動けないでいる私に冬獅郎君は近づいてくる。
「『おもしろいもんが見れるから』って檜佐木に言われてかくれてたんだ。」
「本当に冬獅郎君?」
「俺に決まってんだろう。」
そうして私を抱きしめてくれる温もりは確かに冬獅郎君のもの。
夢じゃない。