おとぎばなし


@本当だったら第二部の最終話後に幕開として出したかった話なんですが、第二部のプロットを立て直すことにしたので第一部の番外(ifルート)として載せます。合言葉は「御伽噺はキスでハッピーエンドを迎える」です

A予習して欲しいので情報を開示するんですが、原作223話〜224話間で高賀リコさんが狂信者に刺されて大寿くんの腕の中で死んでいき、全部終わってからそれを知った竜胆くんがタケミチに「もしまた過去に戻れたらオレとリコが出会わないようにしてくれ」と頼んだ末の話です

Bやっぱり高賀リコさんと竜胆くんは書くのが楽しいです。こいつらの運命力(うんめいぢから)強すぎてこっちまで幸せになってねと願ってしまう

C書いててアホほど楽しかったのでやっぱり高賀リコさんこそ最高で最強。高賀リコさんしか勝たん

D知らないけど知ってて、覚えてないけど覚えてて、分からないけど分かるんですよ! ありえたかもしれない未来、あったはずの未来だから、その未来を知ることもその未来を辿ることもないリコも竜胆くんも記憶なんてあるはずないのに、でもやっぱり全部知ってて覚えてて分かってて、うわ〜〜〜!!!!!

E誰が覚えてて誰が覚えてないのかというと、みんな覚えててみんな覚えてないというか、これに関しては深く掘り下げても楽しくないと思うので掘り下げる予定はないです。でもリコに対して日頃から「運命の人」の話をしていた人は何人かいて、その人たちも決して覚えているとも限らないという

F全部引っ括めて救お!と思って書いてたので章ボスバキュームのリコが元気に章ボス全部を引き上げていきました。敢えて書いてないし名前も出してない人がいるんですが、そちらに関してはまあ……多分二人でまた勝負をしてるし、ラーメン食べに行ってるよ……

G「いい未来だろ?」→「最っ高な未来でしょ!」です

H覚えてないとおかしくない?って思うようなセリフと覚えてたらおかしいでしょって思うようなセリフとをみんな色々言ってはいるんですが、誰が覚えてて誰が覚えてないのかは皆さんの想像におまかせという形で……

I核心に触れない程度の裏設定としてはおとぎばなしの世界線の大寿くんとエマはわりと仲が良いというか、話が合うというか、お互い無言でも気まずくならない程度の仲ではあります。まあ友だちでもないし、かといって恋愛関係かといえばそれも違うし、知人ほど浅い仲でもないという

この二人だけではなくても、人物紹介と葬式回ツイートを見ればなんとなく「ふーーん……?」となったりするかもなっていう要素は結構あると思います

Jイザナが過保護なのも妹を大切に思っている他にも色々と思惑があってもおかしくないし、リオが灰谷兄弟と知り合いだったのにリコには会わせなかったのも偶然なのか故意なのか分からないし、鶴蝶くんが「駅前で長兄と不良仲間が騒いでるから気を付けて」と連絡をしたのにも意味はあるかもしれないし

「きょうだいたちと竜胆くんとのどちらかを選ばなければならないとなった時にきょうだいたちしか選べない」のがリコさんなわけですが、おとぎばなしでも覚えているのか覚えていないのかその選択に一切の迷いを持たなかったわけですからね。みんな覚えてても覚えてなくてもおかしくないですよ

K出会わない幸せと出会う不幸ならどっちがいい?っていう疑問に対して、「この先不幸になったとしても、出会った方が絶対幸せ! 今が一番幸せなの!」と答えを出したのがリコなので……

Lというわけで第二部は高賀リコさんの選択の話であり、魂の双子が魂の双子であるが故に惹かれ合う話であり、何より瑠璃色と竜胆色の瞳をした二人の話です。頑張れ!!!!しあわせになれ!!!!!!