切島鋭児郎


俺の恋人はいつもカッコイイ。本人も普段から"男らしさ"を求めて行動しているし、その漢気溢れる性格でクラスをまとめる存在でもある。
何よりあの爆豪とも対等な関係を築けるのだから、尊敬の念が尽きることなどない。

そんな、クラスの誰よりも男らしい彼が。

「レオ…、おれ…ッ」

ムリだ、とか細い声で続ける可愛い子。
キスだけで、こんなトロトロになっちゃうなんて思いもしなかった。
あー可愛い。いつもクラスの中心でみんなを引っ張って、自分の部屋なんて可愛さの欠けらも無いような男なのに。

この可愛い鋭児郎を、僕だけが知っている、僕だけが見てる。 それに優越感を覚えた。

「だいじょーぶだよえーじろー。
僕がちゃんと引っ張ってあげるから、ね?」

顔が赤いのを手で隠し、コクコクと頷く彼の唇に、そっと優しくキスをした。



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普段は普通なのに切島くん相手だと男らしさ爆発する彼と、逆に可愛くなってしまう切島くん

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