キラキラ

「……キラキラ」

ルフィが弾いた砲弾が被弾した店にいた彼はキラキラしていた。綺麗な金色の髪をしているけれどそういうことではなくて、なんか全体的にキラキラしているのだ。
ナミに目をハートにしている彼を見つめながら言ったわたしを見たゾロは何言ってんだコイツみたいな顔をしている。心外。

「つーか女ってんならエルもだろ。タダにしてもらえ」
「ああ、そうか。お兄さーんわたしもー!」
「あ?テメエが女だ?寝言は寝て言え」

うん、まあ。いつものことである。
わたしはナミみたいにスタイルもよくないし、来ている服もツナギだし。今いる仲間はみんな最初わたしを男と間違えた。それを双子の兄であるルフィが訂正していた。
わたしたちはそっくりで、顔に傷がある方がルフィとか髪が少し長いのがわたしとか麦わら帽子をかぶっている方がルフィとかツナギの方がわたしとか…あれ意外と見分けつくな。
とにかく間違えられることは慣れているのである。出会う人との通過儀礼みたいなものだ。
なのに、なんでチクッとするのだろう。

「何言ってんだエルはおれの妹だぞ」
「あ?」
「双子のがつくけどな」
「は?」
「エルは女の子よ」
「え?」

キラキラのお兄さんはこちらを信じられないような目で見ている。
まあそうだよね。
しょうがない、とわたしは椅子から立ち上がりお兄さんの前に立つ。
そしてお兄さんの手を拝借し、わたしの胸へと持っていく。

むにゅ

「?!」
「まあ、あんまりある方じゃないからこれで証明できるかどうかわかんないけど…」
「何やってんだエル!!!」
「コラー!!」
「うおおい!!何やってんだエル!!お前は痴女にでもなんのか?!」

上からルフィ、ナミ、ウソップである。
なんだかこの人には自分を男と間違われたくなかったのだ。なんでだろう。
お兄さんは放心状態である。

「…いやだってこうすれば証明できると思って…」
「お前ゾロやウソップにはそういうことしなかっただろ」
「ね、なんでだろうね」
「そういうことをするときはお金とりなさい!!!」
「いやそこかよ!」

あーそっか…でもこれでわたしの分タダにならないかな…?

「てめぇ何しやがんだこの痴女がっ!」

お兄さん復活した。
この後ナミの話術?でわたしの分もタダになった。やったね

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