千歳千里
同じクラスで隣の席。すごく仲が良い訳ではないけれど、話をする程度には交流があったクラスメイトの千歳くん。
千歳くんは毎日教室にいるわけでは無いので、中庭や渡り廊下など色んなところで会うたびに、買いすぎて余らせたおやつをあげるんです。
もちろん毎日おやつが余る訳ないので、以前あげたときに「好きな味」と千歳くんが喜んでいた駄菓子を私が買っているだけなんですが。
卒業式の数日前に告白をして、それきり千歳君は淡い思い出になりました。
どうか私の事なんて忘れてね、ずっと幸せでいてね。そう言った私を見つめた千歳くんの顔を、いつか忘れられる日が来るのでしょうか。