日吉若
今日の放課後、花壇に水やりしてたら制服に水をこぼしてしまった。落ち込んでいたらハンカチを貸してくれたのは通りがかった日吉くん。
水色の水玉、かわいいねなんて照れ隠しに言ったら「これは俺じゃなくて、お祖母様が、いや、なんでもない」ってモゴモゴしてた。日吉君、何だか可愛かったな。
小石川健二郎(運動会に寄せて)
小石川さんの息子さん。お使いでうちの店によく来る真面目な子だ。確か名前は健二郎君。
今日の買い物はスポドリが多めだ。聞けば明日は運動会だという。頑張ってねと応援すればはにかむ顔が眩しい。
ちょうど非番だし、予定もなかったから。頑張れよ少年、なんて独りごちてグラウンドを見降ろした。
白石蔵ノ介(運動会に寄せて)
曲がり角でぶつかるなんて古典的。尻もちをついた私に慌てて手を貸してくれたのは、多分上級生の人。
謝る姿も格好良かったなんて友人に漏らせば、先程のイケメンは「白石先輩」だと教えてくれた。
グラウンドを駆ける先輩は、やっぱり格好良いんだろうか。大きな会場の客席でそんなことを考えた。
金色小春+一氏ユウジ(運動会に寄せて)
先輩、先輩たちは知らないでしょう。転校したてでひとりぼっちの女が、大阪で始めて笑ったのは貴方たちの漫才のおかげだと。先輩たちの話をしたくて、級友に自分から声をかけたこと。
一氏先輩、金色先輩、貴方たちは凄い人なんです。赤いハチマキを締めた先輩たちの勇姿、今日は客席から応援します。