コナーが嫉妬

「ハンクと何を話していたんだ?」「世間話だよ」ひょいと手からコーヒーを取り上げられる。ローテーブルにカップを置くと、ずいっとコナーが顔を近づけてくる。煙草の香り。いつの間に吸ったんだろうと思うのと同時に、唇に彼のそれが押し付けられる。ちゅ、ちゅと可愛らしい音を立ててキスを繰り返される。苦しくなって胸元を押し返すとぺろりと唇を舐められた。「随分楽しそうだった」体を離すと彼は落ち着きなく足を揺らした。不機嫌そうに眉間に皺を寄せたコナーをまじまじと見つめる。もしかして、「嫉妬?」「馬鹿言うな」ぱっと体を起こしてこちらを睨むコナーに笑みがこぼれる。ますます不機嫌そうに顔をしかめる。「コナーの話をしてたんだよ」「…なんだって?」

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