あの後ゆうはお風呂へと入り、上がってからは迅の待つリビングへと行くと覗いていたのではないかと疑いたくなるくらいベストなタイミングでカレーが運ばれてきた。
2人でカレーを食べ始め少ししてゆうは糸が切れたかのように途中で眠りへと入ってしまった。
それを見た迅は知っていたかのような笑みを浮かべゆうをソファへと寝かすと、部屋から持ってきていた毛布をかけた。
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翌朝、カーテンから差す朝日にゆうはゆっくりと目を開ける。
目を擦りながらくんくん、と匂いを嗅げば美味しそうな匂いがしていた。
あれ?自分は迅の部屋を借りたはず?とぼやけた頭で考えるも体を起こし辺りを見渡せばそこはリビングスペースだった。
カレーを食べながら寝てしまったことすら曖昧な記憶になっており、お風呂を上がってからのことはあまり覚えていない。
「あ、ゆうちゃんおはよ。どう?よく眠れた?昨日のこともあったしちょっと不安だったんだけど」
キッチンのところにはエプロン姿の迅がいた。
朝食を作ってくれているらしい。
「迅さんおはようございます。わたしてっきり迅さんのお部屋で寝てると思ってたんですけどリビングで寝落ちしちゃってたんですね。」
「あれ?覚えてない?カレー食べてる最中に寝ちゃったんだよ。スプーン持ちながら頭こくこくさせてて可愛かったなー」
「えぇぇっっ、待ってそれほんとですか!?うそ…ばか恥ずかしい…」
赤面して毛布に顔を埋めるゆう。
迅はにこにこと笑みを浮かべながらゆうを見ている。
「急に寝落ちした上に朝食まで用意してもらっちゃって…本当に申し訳ないです…」
「あーいや、気にしないで。今日は一応俺が当番の日だし。とりあえずこれ食べたら本部へ行こうか」
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