期待に満ち溢れている。最近、実験的ではあるがタロットの逆位置を取らないようにしている。逆位置を採用しているのはライダー版くらいで、他のバージョンは基本的に正逆を見ないらしい。しばらく正逆を取らずに読んでいるが、周囲のカードとの統一性や、雰囲気の違いに注目すれば問題ないように思う。
カードはカードの意味を否定するために出るのではなく、そのカードの意味そのものを表すために出るのではないだろうか。たとえば今回も出ている「恋人たち」だが、私の解釈のひとつは「楽園」である。しかし、逆位置では「楽園からの追放」と読めるように、意味の可能性が広がってしまうのだ。情報を収集するには広げる方がいいが、考えをまとめるには情報を絞り込む必要がある。リーディングにおいては、質問者の話を聞くことで必要な情報を広げ、複数の可能性から解決策を絞り込んでいく方がスマートだと思う(やったことないけど)。また、逆位置を採用して可能性を広げすぎると都合の良い解釈をしてしまう。都合の良い解釈をするくらいならリーディングの必要がない。だからしばらくは逆位置を取らずに読んでみようと思っている。
それでは「楽園からの追放」という場面を、恋人たちの逆位置以外でどう表現するのか。たとえばカップの8はどうだろう。「恋人たち - カップの8」思い入れのある楽園に背を向けて立ち去る。去らざるをえない状況。もっとドラマティックなものなら「塔」による崩壊、どろどろとした「悪魔」による堕落、などもありうる。コンビネーションで読むのであれば、こうして意味同士を繋げて場面を作ることができる。ワンオラクルで恋人たちが出たのなら、素直に「楽園・愛・至福のとき」と読めばいいのではないかと思うようになってリーディングがスムーズになった。もし逆位置に悩んでいる人がいれば正位置オンリーで読むのを試してみて欲しい。
今日は「魔術師 - ワンドのペイジ - 恋人たち」が出た。はじめに魔術師がジャンピングした。非常にポジティブな並びになっている。魔術師は意思を表す。四元素を前に、これから行動を起こしますと宣言しているようなものだ。ちなみに水星に対応しているので知性を働かせることにつながっている。以外にも魔術師は火のエネルギーではないのだ。一方、ワンドのペイジは火と地の組み合わせだ。まだ地面に根ざしている熱。これから大きくなる可能性のある熱。若い熱。未来に希望を見出している。ウエイトは配達員やメッセンジャーという意味を持たせているがなぜだろう。火が地に向かって来るということなのか。熱意を待つ者。これから育っていく熱だ。さて恋人たちはリラックスムードを感じさせ、この期待や熱意は非常に心地よいものであると解釈できる。無理をして頑張ったり、目標に向かって駆け上がるようなものではない。「よっしゃやるぞー」だ(※管理人の見解)。「よし、ご褒美タイムのために仕事しますか」だ。
ちなみに恋人たちは双子座が割り当てられている。コミュニケーション、フットワークの軽さ。双子座の守護星は水星で、すなわち魔術師との繋がりがある。自分の知性と相手の知性、そのやり取りも見えてくる。ペイジはもちろん、大アルカナ2枚とも若い数字なので全体的にフレッシュな印象がある。自分が手を伸ばした先は明るいものだし、未来に期待しているし、その自信があるから緊張せず取り組めそう。そんな並びだった。