chapter:思い焦がれて 心桜の目尻からは、快楽の涙が溢れていた。 「ずっとこうして貴方を誘惑したかった……夢の中で何度、こうして貴方を抱いたか分からないほど……」 「ぁ、あ、ああっ!! 僕、僕もっ!! 涼を描いたキャンバスで……」 「自慰をしたんですか? こんなふうに触って?」 「……っひ」 鈴口に指の腹をあてがい、擦ってやれば、いっそう心桜の腰が跳ねた。 どうやら心桜は達する手前らしい。 俺の愛撫によって達してしまいそうになる彼が可愛くて、ついついもっと彼を弄りたくなる。 心桜を握ると、付け根から先端へと、何度も擦り上げてやる。 「んぅ……うぁんっ、ああっ。あ、イく……」 大きな目から溢れた涙は、とうとう堪えきれず、一筋、目尻を伝って流れはじめる。 それがまた、どうにも言えないくらいに綺麗だ……。 「どうぞ、イってください」 「あ、あああああっ!!」 心桜の身体が大きく仰け反る。 彼が達する寸前、俺はポケットにあったハンカチで心桜の先端を抑え、勢いよく流れる白濁を受け止める。 そうして心桜が放つ荒い息と、達する心桜に刺激された俺の息が交じり合った。 「涼……も……」 「え? あ、俺はいいです」 達した後の心桜はとても綺麗で、それに飲まれそうになる俺の身体は、ズボンを押し上げ、少し先走りを流していた。 それを見た心桜は、身体をむくりと起こすと、へっぴり腰になっている俺と向き合う。 「だめ、僕ばかりなんてズルい!!」 |