キャンバスに映る貴方
第三話





chapter:思い焦がれて





心桜は俺の大きく膨らんだ中心へと手を伸ばしてきた。

心桜を見て膨れる俺の姿を見て怯えたりはしないかと思ったが、意外にも、彼は男前な考え方をしているらしい。


怖気づくどころか、ズボンの生地を押し上げている俺自身を戒めているジッパーに触れ、一気に下ろした。


そうして彼は、ブリーフから覗く、赤く膨れた俺自身を引っ張り出し、目の前に持ち出す。



「あ、おっき……」

ごくんと唾を飲み込む心桜。

やはり怖気づいたのかもしれない。


両手で自身を隠そうとしたら、すぐさま払いのけられた。


「先輩?」


恐る恐る彼を覗くと、口角が上がっていたのに気がついた。



「格好良い……」


――え? 俺のが格好良いの?



意味も分からなくて、眉間に皺を寄せると、俺を見上げて、にっこり微笑む。

さっき、俺が心桜にしたように、彼も俺のものを直に触れた。



「かわいい……」


今度は可愛いのか?



「僕に興奮してくれたんだ。少し流れてる」


……チュッ。

俺自身に口づけされて、いっそう膨らみを増す……。



うわっ!!

「先輩!?」


「先輩じゃない! 心桜!!」

彼は、名前で呼ばない俺を咎(とが)めると、手の中にある俺自身を、あろうことか、赤い唇の中に含んだ。


俺自身を含んだ先輩――じゃなかった。

心桜は、俺を吸ったり、舌で舐めたりを繰り返す。


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