chapter:Meet Again~同衾 「っあっ……」 体が熱い。 痺れるような感覚が、足のつま先から頭のてっぺんまで行き渡っている。 「そこの人、どうだい? この召使い、欲しくないかい?」 一味の連中が、『お頭』と呼ぶ頭領は、行き交う鼻持ちならない金持ちを呼び止める。 おかげで、オレの周りには人だかりができていた。 「胸は小せぇが、なかなかのものだろう?」 人買いのひとりがそう言うと、むき出しになっている乳首を突き出すようにねじり、集まった観衆に見せつけた。 「こうやって摘んでやると……」 「あああああっ!!」 媚薬の効果が上乗せして、どうしようもない快楽が両乳首に集まる。 ただ淫らに喘ぐばかりの口からは、飲み込めなくなった唾液が流れる。 「な? なかなかいい声で鳴いてくれるだろう?」 「金貨50枚だ」 「俺は100枚出す!」 「だったら俺は200枚だ!!」 頭上からは、男たちが競り合い、オレを手に入れようと躍起になっている。 それでも、人買いは満足しない。 もっと、もっとと、金をつり上げるため、オレの体を集まった金持ちたちに見せびらかす。 人を人と思わず、奴隷として見る卑しい目をした奴ら。 そんな奴らが、オレの感情を気にも留めず、珍しい物を手に入れるため、数字を言い続ける。 |