アラビアン・ナイト
第六話





chapter:Meet Again~同衾







「さあ、お買い得だ。重労働ができて、夜の相手にもできる商品だよ?」



――暗闇の空にぽっかりと浮かぶ三日月。


人買いたちが持ち寄った、それぞれのランタンの明かりだけが、無限に広がる砂漠の、ほんの限られた足下周辺だけを照らす。




金持ちたちは、珍しい商品を探し、この集団の中に足を踏み入れる。




そして、オレは――……。


「っふ、っあっ」


「なかなかいい声で鳴くだろう? 小さなこの孔に突っ込んでやると、よがってくること間違いなしだ。中で吐精しても、女と違って孕むことがないから何も問題はない。それどころか、たくさん注いでやれば、そのぶん悦んで体を開くぞ? どうだい?」




腰にベルトをはめられ、反り上がった自身には、銅でできた筒が取り付けられている。



人買い共に奪われた、ジャンビーアの代わりに――……。



両腕を縛る縄はなく、着ている物も、何もない。


ただ、あるがまま、赤ん坊のように、生まれたままのその姿で人買いに両脚を開かされ、オレを知らない人間が――。

オレが大嫌いな金持ちたちが――。


物珍しそうに視線を送ってくる。


媚薬を全身に浴びたおかげで、体じゅうが疼く。



拒むことさえできず。

自分が今、どんな辱めを受けているのかも考えられず――。


ただ、熱に浮かされる。





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