chapter:Meet Again~同衾 「なんっ!?」 どういうことかと聞き返そうとした口は――だけど、すぐに塞がれた。 ぬめった何かが口の中に入ってきた。 オレの口を塞いだそれがヘサームの口で、ぬめったそれは舌だっていうことはすぐにわかった。 ヘサームは、オレを囮にして、ここまで追いかけてきた。 人買いたちを野放しにして、必死に水路を引いた父さんたちを見殺しにしたワーリー王。 その王の飼い犬である兵士のヘサームなんて大嫌いだ! ……それなのに……。 「っんぅっ!! ん、んんんぅああっ!!」 ここへ来るまでに媚薬を浴びせられ、乳首や孔に刺激を与えられた体は、もっともっとと求めてしまう。 オレの言うことを聞いてくれない両手が、勝手にヘサームの腕を掴む。 これじゃあ、放さないでと言っているみたいじゃないか。 無理矢理体を開かされているっていうのに、自分からヘサームに抱かれにいっているみたいだ。 そう考えると、体が震えてしまう。 オレが男ではなくなってしまうような、大切なものを失う感覚が胸に過ぎる。 それが悲しくて、泣きそうになる。 「余計なことは考えるな。ただ、与えられる快楽のみを感じればいい」 ヘサームは、一度はオレを解放するものの、そう告げるとまた、オレの口を塞いだ。 ヘサームの舌によって、オレの舌が捕まる。 |