chapter:Meet Again~同衾 群がっていた兵士たちが、ヘサームの一声で素直に引き上げていく……。 オレが周囲を窺(うかが)えたのはそこまでだった。 一度は無理矢理抱かれたことで、熱が引いた体は、媚薬の効果でふたたび火が灯った。 少しでも動こうとするなら、砂の粒たちがオレの体をすべり、刺激してくる。 「っんあっ!!」 ほんのちょっとした、小さなひと粒の砂でさえも、オレの体は刺激され、反応した。 耐えきれなくて喘いでしまえば、ヘサームの、たくましい腕が伸びてくる。 「いやだっ、オレに触るなっ!! ああんっ!!」 父さんを見殺しにした、ワーリー王の飼い犬になんかに触られたくない!! 疼く体に耐えきれないオレは、それでもヘサームの腕を振り払った。 なんとかしてここから逃げ出そうとするものの、やっぱり砂が体に当たるたび、痺れるような熱がオレを襲う。 「たとえ俺から無事に逃げ遂(おお)せたとしても、今の姿では他の男共にまた組み敷かれるぞ?」 「それでも、そっちの方がまだマシだ!! お前なんかと……王の部下なんかと同じ空気を吸いたくない!!」 「ほぅ?」 どうやらオレの言葉が癪(しゃく)に触ったらしい。 ヘサームは突然、オレの体を仰向けにした。 「はなせっ!! お前なんか大嫌いだ!!」 「その大嫌いな奴に、お前は身をゆだねるんだ」 |