アラビアン・ナイト
第六話





chapter:Meet Again~同衾





オレは、先走りの液を垂れ流す反り上がった自身をヘサームの体に擦りつけ、淫らに腰を振って、その先を強請(ねだ)った。



もう、ヘサームが父さんを見殺しにした王の仲間だとか、そんなことはどうだっていい。



欲しいのは、ただオレに刺激を与えてくれるその人だけだ。




「より強い快楽が欲しいか?」


「んっ、んっ」

唇という拘束から解き放たれたオレは、尋ねられた問いに、何度も頷く。




「いい子だ」



……トクン。


これも、媚薬の効果なんだろうか。


薄い唇が弧を描き、微笑を浮かべるその表情が、オレの胸を大きく震わせた。


ヘサームが格好いいなんて思うオレはどうかしている!


奴は大嫌いな兵士だ。

媚薬のせいでなければ、そんなことを思うはずがない。




オレの葛藤を知らないヘサームは、高く反り上がっているオレ自身を、手の中に包み込んだ。


「やっ、なんでっ!! それ、ああっ!!」



今まで自分で触る以外には触れられたことがないその感触に、オレの体が跳ねる。


――根本から先端へ……。



骨張った手は器用に動き、裏に爪を立て、強弱をつけて擦る。




先端からあふれて伝う先走りがヘサームの骨張った長い指に絡まり、濡らす。



「っひ、あっ、あっ!!」


ヘサームの指が、オレ自身の亀頭を小刻みに擦って追い上げを図る。





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