chapter:我ら、アティファ副隊長を守る隊! 兵士1「お前、新入りか?」 新入り「はい、よろしくお願いいたします」 兵士1「そうか。俺たちがいるこの隊は『特に』守らなければならない秘密事項があるから、今から話すことをよく聞きなさい」 新入り「ま、守らなければならない規律ですか?」 ごくん。 新入りは緊張した面持ちで唾を飲み込んだ。 兵士1「そうだ。暗黙のルールってやつだ」 兵士2「第一に、隊長ヘサーム様に用がある場合は、大きな足音をたてて行きなさい」 新入り「はあ? 静かにではなくてですか?」 兵士2「そうだ。できるだけ、大きな足音をたてるんだ」 兵士3「第二に、我が隊にはアティファ副隊長がおられるが、その方に、『可愛い』と間違っても言うな」 新入り「はあ……」 兵士4「思っても言えないこの苦しさ! 我々も苦労しているんだ。昨日だってさ、口いっぱいに食べ物を詰めて話す副隊長ったら……もう小動物並みの可愛さだろう?」 兵士3「そうそう、それで、『お前も食うか?』とか誘われちゃったら、思いきり食っちまうじゃねぇか!! 俺、体脂肪率けっこう気にしてんのにさ」 兵士2「たしかに、お前。副隊長が来てから少し、『でぷん』ってしてきたよな」 兵士3「そう言うお前だって、ちょっと小太り気味になってきてないか?」 兵士2「いいんだよ!! アティファ副隊長が、『健康的でいいって』言ってくださったんだから!!」 |