好きと言えない。
第一話





chapter:秘密を抱えて繋がる夜。





 彼は余すところなく、丁寧に乳首を舐めはじめる。


「はあんっ……すばるっ!!」

 ジクジクした痛みと、優しく撫でられる舌に翻弄され続ける悠里の開きっ放しの唇は、もう喘ぎを隠すことさえできない。

 快楽の涙で、大きな目が潤みはじめる。


「かわいい。かわいいよ悠里。こっちもだね」

「やっ、もういいっか、らぁん!!」


 昴はそう言うと、左にある乳首も甘く噛み、右の突起と同じように舐めはじめる。

 もちろん、その間も右の乳首は自由になることはない。

「よくないでしょう? こっちはもっと触ってほしいって言っているよ? その証拠に、ほら。さっきよりもツンと尖ってきた」


 昴の人差し指と親指が、悠里を摘んだり引っ張ったりを繰り返している。


「やめっ。あっ、も、むりぃ〜」


 悠里はとうとう音を上げた。

 幾度となく首を振るたび、悠里の目からは快楽に溺れきった涙が散っていく……。


 昴に訴えかける少女のような大きな目からは、もう涙で潤みきっている。

 それに、頬もいっそう朱に染まっていた。


 悠里は知らない。


 この表情が昴を――いや、男を掻き立ててしまうことを……。


「おねがぃ、も、らくに……」


「楽って? どうすればいいの?」

 昴は口角を上げて悠里を見据える。


 彼は悠里がどうしてほしいのか知っているくせに、そうやって意地悪をしてくる。

 だからつい、悠里は潤んだ目で昴を睨んでしまった。


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