好きと言えない。
第一話





chapter:秘密を抱えて繋がる夜。





 すると、昴は目を細め、笑う。

 この表情は――と、悠里が嫌な予感をめぐらせていると、昴は弧を描く薄い唇を悠里の耳へと寄せる。

 そして……。

「どうしてほしいのか言って。でなければ、悠里はずっとこのままだよ?」


 満面の笑みが顔いっぱいに広がる。

 だが、その表情はとても恐ろしいことを予兆していることは、悠里はもう知っている。

 悠里の背中に悪寒が走る。

 それとほぼ同時に、下肢が涼しくなった。

 視線を下に向ければ、着ているものがなくなっている。

 悠里のすべてがあらわになっていた。

 しかも、悠里のほっそりとした脚の間には、いつの間にか移動した昴の綺麗な顔があるではないか。


「やっ。いやあああああ!!」

 一気に羞恥が襲ってくる。

 悠里は顔を隠し、今の自分が消え失せるようにと願った。

 しかし、それは叶わない。


「厭? そんなことはないだろう? ここは、こんなに大きくなっているのに……」


 彼は、悠里普段よりも大きく膨れ上がっているソレに指を這わせてくる。

「やああああっ!!」

 悠里の腰が、今まで以上に大きく跳ね上がる。


「悠里の厭らしいね。ココ、また大きくなったよ? どこまで大きくなるのかな? 悠里のココは……」

「やあっ……」


 悠里は何度も頭を大きく振って、頭から現状を追い出そうと必死になった。


- 5 -

拍手

[*前] | [次#]
ページ:

しおりを挟む | しおり一覧
表紙へ

contents

lotus bloom