迷える小狐に愛の手を。
第十話





chapter:発情期ってなんですか?





そして徐々に力を加えて……。


幸はオレを扱いていく……。


「あ、あ、あっ……やだ……何かがでる……っ」

抑えられない強烈な尿意がオレを襲う……。

「いいよ、出して。楽になるからね」

耳元でそっと囁(ささや)き、誘惑する甘い声。

耳にかかる幸の息だけでも、出してしまいそうになる。


幸の手に出すのがイヤだから言ったのに、幸はそうやって残酷な言葉を優しい声音で告げてくる。

「ふっ……ぁ……ゆきぃ……。おしっこ、でるっ、でるからっ!!」


クチュ、クチュ……。

先端から溢れてくる液。

揉み扱く幸の手から出る水音が、やけにいやらしく聞こえる。


あまりの強烈な刺激で、目に溜まった涙が溢れ、一筋の線になって流れる。

「ゆき……ゆき……ゆきぃ……だめ。手……はなして……。おしっこ、もれちゃ……はぁんっ」

「古都はかわいいね」


さっきから言われ続けている、『かわいい』という言葉は、オレにとってコンプレックスでしかない。

だけど、今はその言葉が嬉しいなんて……。

どうしよう。

オレ、やっぱりヘンだ。

もしかしてオレ、今、女みたいな声を出してるから、今は女になったみたいな気分なのかな?


「ん…………ふぅ……あっ」

幸の手によって押し上げられる快楽をなんとかしたくて首を振れば、目に溢れていた涙が、視界の端っこで、パラパラ散っていく。


「ゆき、ゆき、おねがっ!! はなして!!」

このままじゃ、幸の手がオレので汚れてしまう。


「いいよ、俺のことは構わず、出しなさい」

「っは……」

んなことできるかっ!!





- 92 -

拍手

[*前] | [次#]
ページ:

しおりを挟む | しおり一覧
表紙へ

contents

lotus bloom