迷える小狐に愛の手を。
第十話





chapter:発情期ってなんですか?





「っゆ、ああん、もっ、やぁっ!!」

幸に対する反論は、喘ぎ声で返してしまう。

先端から流れる水音も、さっきよりもずっと酷くなってるし……。


「俺の手、古都のものでもう濡れてるからね。今さらだよ?」

「っくぅ……」

やだっ、幸、意地悪だ!

幸の声が疼いたみぞおちを追い上げる。


「やだ!! ゆき、いじわるっ!!」

目だけを上に向けて幸を見ると、口角を上げて笑っている。

その表情は今まで見たことのないもので、すごく色っぽいと思った。

男なのに色っぽいってのはおかしいのかもしれないけど、なんか妖艶っていうか……。

そんな感じ。



その顔を見た瞬間、オレの唇が寂しいって思ってしまったんだ。



唇で何をするの?


自分でもよく分からない。

だけど、たしかに、何かが欲しいと、そう思った。


「古都は頑固だね……」

何度も頭を振るオレに、幸は膨れ上がりすぎている根元の裏に爪を立てた。


「やぁんっ」

恐ろしい快楽がオレを襲う。

幸の身体にもたれていたオレの身体が、後ろに大きく仰け反る。

それを合図にしたのか、幸は根元をぎゅっと握りしめ、一気に先端へと移動させた。


ダメ。

もうっ、ガマンなんて、できないっ!!

「ゆ……きぃ……。もっ、ダメ。おしっこ、おしっこもらしちゃ、もらしちゃうっ。ぃあ、やぁぁぁあああああっ!!」

今までに感じたことがない強烈な刺激がオレを襲う。





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