chapter:ずっと好きside:雨宮 鈴 もう、もうダメ。 「霧我、でちゃっ!!」 『出ちゃうから止めて』と言う直前――。 ちゅううううううう。 強く吸い上げられた。 「ん、やぁぁああああああああっ!!」 溜まっていた欲望を一気に解き放ってしまう。 ゴクン。 聞こえる生々しい音に、罪悪感が生まれてくる。 「やぁ、むが、のんだぁっ」 こうやってされたのは何度目なんだろう。 それなのに、恥ずかしい。 慣れることなんて一生ないと思う。 「綺麗だね、鈴は……」 ううん、ちがう。 微笑む霧我の方がずっとず〜っとカッコいい!! 「むが……愛してるっ!!」 キーンコーン。 そう言ったとたん鳴り出すチャイム。 そして……。 『雨宮(あまみや)くん、有栖川(ありすがわ)くん、教室に戻りなさい』 授業に行かないぼくたちを放送で呼ぶ先生の声も――。 これじゃあ、ムードもなにもあったもんじゃない。 でも、それさえも嬉しくて楽しくて、フフって吹き出してしまう。 霧我がポケットから取り出したティッシュでぼくの口の周りを拭ってくれた後、しばらくふたりで顔を合わせて笑い合っていると……。 『雨宮くん、有栖川くん!!』 また、放送が流れた。 こんなハチャメチャな世界だけど、キミといればいつだって、どこだって天国なんだ。 霧我、だいすき。 ぼくは残った体力で霧我に抱きついた。 ...刀B・。刀B・。... Side:Suzu...End *All End* |