chapter:身体、重ねて。Side:雨宮 鈴 「あっ、あっ、ああんっ」 ぼくの乳首を甘噛みして、ぼく自身も揉まれて、おかげで腰が、ベッドの上で浮き沈みを繰り返す。 その度に、ギシギシとスプリングが音を立てる。 「かわいいよ、鈴。乳首が真っ赤になって膨らんでいる。熟れてきたな……」 「やぁ、言っちゃ、ヤ!!」 乳首、はじめてなのに――。 霧我に触れられると、どこでも感じる場所になっちゃう。 「うっ、うっ」 ポロポロ涙が流れるのは、怖いとかそんなんじゃない。 気持ち良すぎるから……。 だけど、コレじゃダメ。 霧我にも気持ちよくなってほしいもん。 「むが、むがぁ……」 胸に置いていた手を、また霧我の背中に持っていって、霧我も裸になってと、グイグイ服を引っ張ってみる。 「鈴……かわいすぎる」 クスッ。 胸の前で笑った感じがして霧我の顔を見下ろした。 だけど、ダメ。 視界が涙で歪んで見えない。 「むがぁ……ぁ、霧我、きて、お願い……ぼくとひとつになって……」 涙目になってお願いしてみると、霧我は唸り声を上げてぼくから離れた。 衣擦れの音が聞きながら、ぼくはジクジク疼く身体をなんとか堪える。 「鈴……」 ぼくの身体は力強い腕に抱きしめられた。 それと一緒に、滑らかな素肌を感じて、ついうっとりしてしまう。 霧我の……綺麗な肌が見える。 |