ねぇ、ギュッてしてよ。
身体、重ねて。side:雨宮 鈴





chapter:身体、重ねて。Side:雨宮 鈴





「むぅがぁ……」

ベロを引っ込めて、重なる唇を外して霧我におねだりしてみる。


そうしたら、霧我の唇がぼくの口の端を伝って喉へと這っていく……。


「ぁあぅ……」


のけぞって霧我から与えられる唇の感覚を味わう。


ポチン。

上着についていたボタンを外された。

ぼくも身体を反って、霧我に加勢して脱ぐのを手伝う。




「鈴――……」




ゾクッ。


「ぅあんっ」

熱っぽい声で名前を言われただけでも感じてしまうぼくは、もう霧我に支配されている……。


そうして気がついたら、着ていた服は全部取り除かれていた。


「鈴、綺麗だ……」


チュク……。

「ひぁんっ」

尖った乳首が、薄い唇に含まれてしまった。


ねっとりとした熱いベロがぼくのを弄ぶ。

その度に、いやらしい水音が聞こえる。


「や、や、霧我、むがぁ……」


「こっちは鈴が触るんだよ?」

霧我の背中にあった片手が掴まれて、空いているもう一方のぼくの乳首へと導いた。



――え?

「あ、やっ、そんっ、あぁっ!!」


弄るなんてできない。

そう言おうとしたら、ぼくの下半身を握られた。


「俺はこっちも可愛がらなきゃならないから……」

え、あっ!!



……クチュ。

霧我に握られて、少し流れてしまった先走りがいやらしい音を出した。



「ぅ……やぁんっ」

びくんって腰が浮いてしまった。





- 92 -

拍手

[*前] | [次#]
ページ:

しおりを挟む | しおり一覧
表紙へ

contents

lotus bloom