chapter:身体、重ねて。Side:雨宮 鈴 「むぅがぁ……」 ベロを引っ込めて、重なる唇を外して霧我におねだりしてみる。 そうしたら、霧我の唇がぼくの口の端を伝って喉へと這っていく……。 「ぁあぅ……」 のけぞって霧我から与えられる唇の感覚を味わう。 ポチン。 上着についていたボタンを外された。 ぼくも身体を反って、霧我に加勢して脱ぐのを手伝う。 「鈴――……」 ゾクッ。 「ぅあんっ」 熱っぽい声で名前を言われただけでも感じてしまうぼくは、もう霧我に支配されている……。 そうして気がついたら、着ていた服は全部取り除かれていた。 「鈴、綺麗だ……」 チュク……。 「ひぁんっ」 尖った乳首が、薄い唇に含まれてしまった。 ねっとりとした熱いベロがぼくのを弄ぶ。 その度に、いやらしい水音が聞こえる。 「や、や、霧我、むがぁ……」 「こっちは鈴が触るんだよ?」 霧我の背中にあった片手が掴まれて、空いているもう一方のぼくの乳首へと導いた。 ――え? 「あ、やっ、そんっ、あぁっ!!」 弄るなんてできない。 そう言おうとしたら、ぼくの下半身を握られた。 「俺はこっちも可愛がらなきゃならないから……」 え、あっ!! ……クチュ。 霧我に握られて、少し流れてしまった先走りがいやらしい音を出した。 「ぅ……やぁんっ」 びくんって腰が浮いてしまった。 |