chapter:ご褒美。 俺はメイド。 今年で17歳になる。 そんな俺はご主人様に命じられるまま仕事をこなす。 ご主人様の命令は絶対だ。 だからご主人様の命じられるがまま、男だけどメイド服を着る。 そして今日もまた――。 パンパン。 手を叩いて呼ばれる。 「お呼びでしょうか、旦那さま」 お辞儀をして寝室に入る。そこにはラウンジチェアに腰掛けている中年の男性がいる。 細身で色白。目が虚ろなご主人様は、けれどもとても強欲で支配心が強い。少しでも自分に逆らおうものなら罰をお与えになられる気難しい方。 だけど、忠実な人間にはたくさんのご褒美をくださる。とてもお優しい方でもある。 相手の出方で悪魔にも神にもなる。 この男性こそが俺が仕えているご主人様だ。 「良い子だ。こちらへ」 「はい」 おいでおいでと手招きされ、俺は進み出る。 「スカートを上げなさい」 ご主人様の命令は絶対だ。 「はい」 そっとスカートを持ち上げると、太腿があらわになっていく。 「もっと見えるように」 「……っつ」 命じられ、さらに上げていく。 ご主人様に命じられるこれはいつものこと。 俺がこのお屋敷にお仕えするようになって3年前からずっと。 ご主人様の寝室に呼ばれてはまず始めにすることだ。 だけど、恥ずかしい気持ちが上回ってなかなか慣れることができない。 それもそのはず。 だって、ご主人様から下着を付ける許可を得ていない。 俺の性器がご主人様に見られてしまうんだ。 ああ、どうしよう。 恥ずかしい。 だけどそれだけじゃない。 俺の性器を見つめるご主人様の熱が隠った視線が快感を引き出す。 おかげで俺の陰茎は少しずつ勃ち上がっていく……。 ご主人様の言うとおりにしてさえいれば、ご褒美が与えられる。 快楽と、そして最上のご褒美が――。 やがてご主人様から与えられる行為を知っている俺の性器は悦びに期待して雫を垂らす。 「そうそう良い子だ。撫でてやろう」 骨張った大きな手が、あらわになったそこを撫でてくれる。 気持が悦い。 「っひ、う」 「気持ちがいいだろう?」 そろそろと撫でられれば、よりいっそうの歓喜に打ち震える。 「あっ、うっ……はい、ご主人様」 膝はわななき、もっとご褒美が欲しいと大きく膨れ上がっていく……。 俺の蜜でご主人様の手が濡れる。 撫でられるたびに、にゅぷ、にゅぷと滑りを帯びた水音が立つ。 「うむ。では跨ぎなさい」 見下ろせば、いつの間にジッパーを下ろしたのか。 大きく反り上がったご主人様の一物が見えた。 ご主人様の肉棒はとても雄々しく、はち切れんばかりに赤黒く染まっている。 これが俺に与えられる。 「は、い」 嬉しいのに、身体が震えてしまう。 ゆっくり、ゆっくり。 俺はご主人様のお膝に跨って、静かに腰を下ろしていく。 「よしよし、ほれ」 途端だった。 「っひ、っううう!!」 俺の腰を持ったご主人様はひと息に強い力で引き下ろしたんだ。 おかげで俺の視界がチカチカする。 頭が真っ白になる。 「気持ちが悦いだろう?」 「っひ、う、っん……」 「よしよし、いい子だ。褒美をやろう」 ずくずくと激しい抽挿がはじまり、打ち付けられる肉音と俺の喘ぐ声が寝室中に響き渡る。 「あひっ、あひっ!」 ギシ、ギシ。 浅く、深く。 俺の腰がご主人様の腕によって浮き沈みを繰り返す。 俺の腰を穿つたびに、ラウンジチェアが軋む。 「ごしゅじんさま、ごしゅじんさま!!」 どうしよう。 俺の陰茎からはひっきりなしに蜜が溢れて止まらない。 気持ち悦すぎる。 「良い子だね、よしよし、良い子だ」 ご主人様は、雄々しい肉棒を最奥へと貫く。 「あっ、っひ、ああああっ!!」 俺の身体が弓なりに反れ、肉壁がご主人様を締め付ける。 ああ、俺の中にご主人様がいる。 「おっき、おっきぃいい……」 そう思うと、よりいっそう強く締め付けた。 「そうかそうか、わたしのはそんなに大きいか。お前は本当に良い子だね」 ご主人様はそう口にすると、獣のような声を上げて欲望を解き放つ。 「あ、っぐ。っふあああああっ!」 雄々しいそこから吐き出されるご主人様の迸りはとても熱い。 俺の身体が焼けるようだ。 ご主人様に刺激された俺も、いっそう蜜を吐き出す。 だけど俺の蜜は止まらない。 噴水みたいにずっと流れ続ける。 だからご主人様は俺の陰茎を上にあげた。 「あ、っふ、っふあああっ」 びしゃびしゃと顔にかかる。 「可愛いねぇ、蜜でどろどろだ」 俺の顔は自ら流した蜜で濡れて――。 「っふ、たくさ……こんら、も、はれつしちゃう」 お腹の中にはだくだくとご主人様の迸りが注がれていく。 俺のお腹がこれでもかというほどご主人様のもので、でっぷりと膨れる。 「良い子だ。こんなに膨れて。まるで妊娠したみたいだね」 「は、い。中にご主人様の白濁がいっぱい入ってます」 「よしよし」 ご主人様はにっこり笑った。 そして、 「さあ、ご褒美だ」 待ちに待った極上のご褒美だ。 俺は嬉しくてうっとりとご主人様を見上げる。 ご主人様が俺の中からいなくなる。 「あ……」 寂しくなって声を上げると――。 後孔にひんやりした硬いものが押し込まれていく……。 ご褒美。 赤く輝く大きなルビーだ。 ひとつ、ふたつ。 みっつ。 こうしてご主人様はお尻の孔に入れてくれるんだ。 「っひ、う……」 「いいか? そのルビーを嵌めるのも外すのもわたしの声ひとつにかかっていることを忘れるんじゃないよ?」 「は、い。ご主人様」 「さあ、そこのテーブルに座って足を開いて。お前の中でいっそう美しく輝くルビーを見せておくれ」 「はい、ご主人様」 言われるままに、ガクガクと戦慄く身体を動かして、目の前にあるテーブルの上に乗る。 大きく足を開いて、 膝の後ろに腕を絡ませ、 ルビーを咥えた俺の尻孔の中がしっかり見えるように……。 ああ、どうしよう。 興奮してきた。 「……っふ」 思いきり開脚したから、ご主人様から与えて貰った熱い迸りがトロトロ溢れてくる。 だけどそれだけじゃない。 さっき果てたばかりの俺の陰茎は勃ち上がり、熱を持っている。 おまけに蜜が溢れている。 「よしよし。たくさん入ったね。これからもいっぱい良い子でいるんだよ? そうしたらもっと大きなルビーをあげるからね?」 トプン。 ご主人様の指がルビーを咥えている尻孔に入る。 「は、い。あ、っふ……ゴリゴリ……ぅう」 ご主人様の指に掻き混ぜられた尻孔が、入れられたルビーがぶつかりあってゴリゴリする。 「ルビーは美味いか?」 グリグリと中を掻き混ぜるご主人様の指が美味しい。 「ひゃあ、も、ルビーおいしっ……ご主人様の指、美味し……っふあああっ、ご主人様、好き。好きっ」 「よしよし、本当にお前は可愛いね。わたしもお前が愛おしいよ」 俺は腰を揺らしてルビーを見せる。 淫らに腰を揺らしながら……。 また命じられるようにと祈って――。 だけど俺が欲しいのは、 「ああああ」 俺が震えていると、 ご主人様はラウンジチェアから立ち上がる気配がする。 「う……んぅうう……」 俺の口が、ご主人様の薄い唇に塞がれた。 嬉しい。嬉しい。 ざらついた舌が俺の口内に入ってくる。 ご主人様……。 「ん、っふ……」 夢中になって差し出される舌を絡める。 ……ヌプ。 「っふぅうううん……」 俺の尻孔を弄る指がさらに大きな円を描く。 背筋がぞくぞくする! 与えられるこの指も、 ルビーも嬉しい。 だけど、 キスをくれるこれが俺の本当のご褒美。 END*** |