chapter:淫らな夜の喘事(前編) 俺、矢中 拓磨(やなか たくま)は将来の夢もなりたい職業も、なあんにもない、25歳のこれといって趣味もないフリーターだ。 働くのが嫌で遊ぶために通った大学も終わり、親には呆れられて家を追い出された。 だから今は気ままな一人暮らしだ。 そんな俺だけど、ちょっと悩みがある。 それというのも、実は最近、誰かにつけられているような気がするんだ。 一週間前くらいからかな。 それは決まって居酒屋のバイトでの夜中帰りの道すがら。 そこはあまり灯りがなくて、狭い道路の一本道。 足音がして振り返ると気が立ち並んでいる以外何もない。 まあ、男相手に誰が何をするわけでもないから気にもしていなかったんだが、こう何日も続くと気味が悪い。 だけど親には今さらどうやって顔向けしていいのかわからないし、当然友達になんて相談できるわけもなく、俺は少し警戒しながら帰宅する。 できれば夜中のバイトなんてしたくない。でも日中はたくさん遊びたいし、そんなこんなでなかなか夜のバイトから抜け出せないわけで……。 あ〜あ、楽しく稼げるバイトなんてあったら教えてほしいぜ。 それがどれくらい続いただろう、ある日。 2人の男が俺に話しかけてきたんだ。 「やあ、矢中くん」 声を掛けられて振り返ると、そこにはいかにもジムに通っていそう筋肉質の男の人が2人立っていた。 年齢は2人とも三十代後半くらいかな。背は俺よりも頭一つ分高いから、きっと190近いんじゃないかな。 薄暗いここからだとよくはわからないけど、彫りが深くてそこそこ男前だと思う。 親しみを込めて呼ばれたから誰かと思ったけど、当然、俺はこんな人たちは知らない。 「何? 俺に何か用ですか?」 「君、楽して稼げるアルバイトを探してるんだよね。ごめんね、居酒屋で盗み聴きしちゃって。君に折り入ってお願いしたいんだ。俺たちの身の周りの世話をしてもらえないかな」 「はあ?」 突然何を言い出すんだろう。 身の周りの世話? 俺は人様を世話できる器量なんてないぞ。 断ろうとしたら、 「世話っていってもどうってことないんだ。掃除や食事は俺たちがするし。君にしてほしいことは俺たちがいない日中の留守番なんだ。俺たちと一緒にルームシェアしてくれたら食費も何もかもタダで住まわせてあげるよ。1日2万のお小遣いもあげよう。どうかな?」 男はずいっと身を乗り出してそう答えた。 留主を守るだけで食費も全部タダ? しかも小遣いが1日2万? そんな美味い話があっていいわけがない。 だけど……俺、遊んで暮らしたい。 同居つっても俺は女じゃないし、野郎相手に何もしてこないだろうし? そういうことで、俺は次の日から2人と家をシェアすることにしたんだ。 「こんにちわ、矢中 拓磨です」 「やあ、良く来たね。待っていたんだよ」 男はそう言うと、快く俺を迎え入れてくれた。 この2人の家はものすごく広かった。 二階建ての一軒家でしかも庭とガレージもある。 そしてこの家に住んでいる2人は俺が当初に思ったとおり、顔の彫りが深い。そこそこイケメンだ。 双子の兄弟らしく、一緒に暮らしているそうだ。 強面かとも思ったけど、目を細めて笑うと小皺が目尻に現れて、なかなか暖かみのある人柄だ。 何より黒髪は襟足よりも短くてスポーツやってますって感じ? うん、この2人ならなんとかやっていけそうな気がする。 筋肉質でちょっと暑苦しそうだけど、まあ、そこは別に気にすることでもないし。 というか、俺が細身すぎるから少しその筋肉を分けてほしいくらいだ。 「あの、それで俺は本当に留守番だけでいいんですか?」 とりあえず家を案内して貰った俺はあてがってくれた部屋に荷物を置いて、キッチンに集合した。 留守番だけで衣食住タダって凄くねぇ? すっげぇラッキーだよな。 ウキウキ気分でいたら――。 だけどそれは俺が思っていたよりもずっとやばい仕事だったんだ。 俺の身体が突然拘束されたかと思ったら、フロアリングに押し倒された。 「それがね? おじさんたち、ちょっと気が変わっちゃって」 弟の方はそう言うと、にっこり笑った。 だけどこの笑い方は何だか怖い。しかも俺、フローリングに抑え付けられているからこの体勢もまた恐怖を煽ってくるわけで……。 ここから逃げ出そうにも、身体を固定されていて逃げ出せない。 「なにすっ!!」 どうにかして逃げないと。 俺はひたすら足掻いた。 だけど2人は筋肉質なだけはある。俺を容易くねじ伏せるんだ。 そして、あろうことか兄貴の方がジーンズのジッパーを下ろすと肉棒を取り出した。 それは体格だけあって俺よりもずっと太い。しかも固くなっていて、赤黒いし血管も浮き立ってるし。勃起状態だ。 これって、すっげぇマズいんじゃ。 そう思った時にはもう遅い。 「おじさんのこれを、君のアナルで受け止めて欲しいんだ」 兄貴は言葉通り、俺が穿いていたデニムパンツを下着ごと脱がせて下半身を剥き出しにさせた。 そうかと思えば、両足を広げて、兄貴の肉棒を俺の尻孔に当てたんだ。 固くてずっと太い亀頭が尻孔に当たる。 「いっ!」 挿入される! そう思うと怖くて尻孔が締まった。 「初めてなの? そりゃ嬉しいな」 兄貴はケタケタ醜い笑みを浮かべている。 初めてもなにも、俺は男で、こいつらも男。 当然こういうことがまかり通るわけもない。 だって普通、こういうことは異性でするもんとだ。 男同士でするのってそんなのおかしいだろ? 「こんなのおかしいっ!」 「おじさんたち、君を見てこんなに欲情しちゃったんだ。なぁに、大丈夫だ。毎日ひっきりなしにセックスしていったらすぐに慣れて気持ち悦くなるよ」 俺が叫べば、兄貴はにっこり笑って俺の腰を持ち上げた。 そして……無理矢理、尻孔に先っぽを突っ込んだんだ。 「いっ!!」 痛い。 尻孔が引き裂かれるみたいだ。 それに焼かれるみたいに熱い。 肉を引き裂くビリビリっていう音がする。 「ふざけっ! 痛いっ! やめろ、熱っ、やめてくれっ!!」 怖くてどうにかしてほしくて、弟の方を見れば、弟は舌なめずりをして藻掻く俺を見下ろしていた。 そうかと思ったら、次は弟が動いた。 シャツを引き上げると、俺の乳首に舌を伸ばして舐め回してきた。 それだけじゃなくて、俺の乳首、吸われるんだ。 チュパチュパ音がする。 「いっ、やだ! 痛いっ、離せぇえええっ!!」 信じられない。俺が女みたいに組み敷かれるなんて!! 泣き叫んでも2人は止めない。 俺はただ首を振って泣きじゃくる。 「こうしてやったら今に乳首も尖ってくるだろうな」 舐め回すその舌の感触が気持ち悪い。 それだけじゃなくって、弟は俺の乳首を噛んで引っ張ったんだ。 「いったああっ! 乳首、伸びるっ!!」 「乳首、伸びたら大きくなるな」 兄貴と同様、弟もにやりと笑う。 「っひ!」 そうしている間にも、俺の尻孔は兄貴の肉棒を咥えさせられているわけで、ずっと奥まで挿入されていく。 痛い! 上半身も、下半身も。 痛い、痛い!! 全部が痛い。 「いやだあああっつ!」 俺はいっそう大きく泣き叫ぶと、 「ふんっ!」 兄貴は俺の中に一気に挿入した。 「っひ、っぐ、ぐるじ……」 苦しいっ! 強烈な痛みのあまり、息が詰まる。 身を固くしたら、 「きついな。くそっ! もっと掘ってやろう。どれ、前立腺も擦ってやろうな」 兄貴は動いた。 きつくて苦しいのに、抽挿を始めたんだ。 「っん、っぐぅうう……っひぅううう」 この痛みがずっと続く。 そう思っていた俺は、息もできずにただ激痛と苦しみに耐える。 だけど、そればかりじゃなかった。 俺の中を何度も擦る肉棒がある一点に触れた途端だった。 「あっ、っひぁっ!!」 痺れるような疼きをたしかに感じたんだ。 「どうだ? 気持ち悦いだろう?」 ズッズッ。 尻孔から抽挿する音が聞こえる。 それに合わせて疼きはひっきりなしにやって来る。 |