chapter:朝の仕事【弟編】(前編) 兄の御津さんに続いて弟の奈津さんを起こすのも俺の仕事。 兄貴の御津さんにたっぷり抱かれた後、余韻もほんの少し残しながら、弟の奈津さんの部屋へ向かう。 もちろん、御津さんとの情事の愛液なんかは御津さんに綺麗にしてもらっている。 御津さんはすごく世話好きで、ぐったりしている俺の身体を拭いてくれたりするんだ。 それで弟の奈津さんは面倒くさがり。でも掃除が趣味みたいで、いつも家中ピカピカなんだ。 「奈津さ〜ん、朝ですよ?」 御津さん同様、ガタイのいい彼もダブルベッドを占領して眠っている。 とはいえ、肌着を着ている兄貴の御津さんとは違い、面倒くさがりの奈津さんは何も着ていない。当然、下も剥き出しで――俺も同性だから判るんだけど、朝って男にとっては色々な諸事情で男の証しである肉棒がちょっとばかし大きく膨らむ時もあるっていうか……。 うう、目のやり場に困るぜ。 俺は御津さんの時と同じように、奈津さんの身体を揺すって話しかける。 何度揺すったあたりだろう。奈津さんもようやく目を開けた。 「拓磨」 「ん、んぅうううっ!」 俺の名前を呼んだかと思ったら、分厚い唇が俺の口を塞ぐ。 息、できない。 それくらい強引なんだ。 「兄貴に抱かれたのか? 青臭い匂いがする。色気も半端ないな」 言うが早いか、奈津さんは俺を押し倒すと仰向けにした。 腰をずっと上に固定されて――奈津さんの両手が俺の両足を思いきり広げる。 「この陰嚢もモチモチしててそそる」 「あっ、んっ!」 俺自身の後ろに付いている袋をぎゅむって握った。 温かな温度が袋を包み込み、こね回されるからたまらない。 さっきイったばかりだし、潮まで吹いた俺の身体は体力の限界。 ーーの、ハズなのに、俺自身はまた反り上がり始めている。 「兄貴に散々抱かれたのにもうこうなるのか。お前は本当に淫乱だな」 自分でも思ったことを口に出されて羞恥が襲う。 だけどその暇さえも与えてくれないのが奈津さんだ。 「どれ、俺の肉棒でどれだけ兄さんに抱かれたのか見てやろう」 奈津さんはにやりと笑みを浮かべ、天井に向いている俺の尻孔に肉棒を突き刺す。 「っひ、ああああっ!!」 突然の深い挿入に、御津さんとの行為で何度もイった俺の身体は快楽を覚えている。 簡単に咥え込む。 それだけじゃない。甘い痺れも生まれ出て、もうたまらない。 「拓磨は後ろが好きだな。どれ、もっと深く挿し込んでやろう」 「ん。っは、あああっ!」 「どうだ? 俺がわかるか?」 「あひっ、あひっ!!」 奈津さんの職業もインストラクターだ。兄の御津さんと同じくらいの引き締まった筋肉もあるし、華奢な身体の俺とは違って当然体重もずっと重い。 仰向けで挿し込まれる俺の身体には奈津さんの体重も掛かるわけで……。 ミシミシ、とベッドが軋みを上げる。 |