祐夜は、
コラソンが倒れている姿を見て急いだ。



-*第9夜*-
最後の頼みと・・・願い



「コラソン・・・ロシ!!」

「ハァ・・・ハァ・・・祐夜か」

「あぁ・・・
話すな・・・これ以上お前が・・・」

「はは・・・悪いな、
せっかくお前が用意した
薬を飲んだが・・ドジった。
けど・・・ローなら大丈夫だ・・・
俺が”最後の魔法“をかけてやった。
オペオペの実もローに食べさせた・・・
これで病気も」

「わかった・・・
わかったからこれ以上話すな!!」


弱っても話しすぎるコラソンを見て・・・
祐夜は怒鳴った。

すると、
コラソンが祐夜の顔を見て言う。

「はは・・・
そんな悲しそうな顔・・・
できるんじゃないか・・・祐夜
ローにも言っていたが
お前も”化け物“じゃないんだ・・・祐夜」

「!!
何言っているんだ・・・コラソン・・・
何今更その話を?
俺は・・・言っただろ・・・
初めて会ったあの日に・・」

「祐夜・・・
例え、お前の役目・・・
目的や運命でも・・・
お前の事幸せになって欲しい。
運命で・・・死、兵器・・・”化け物“と思うな・・・
お前は、本当に幸せなっていいんだ・・・
お前が話した名を忘れたが
一緒にいた”あいつ等“も・・絶対・・」

「そいつ等は、もう関係ない!!
・・・くそっ!!
治癒しても・・・あれを使うしか」

「あれは使うな
・・・・・・それを使うとお前が・・・
俺はいいんだ」



*
[*prev*][*next*]
*1/9*
*mokuziback*
Crescentshadow