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「知ってどうする?俺が豊葦原にとって災を招くだけの帝だとしたら」

「その時は、きっと貴方は長生き出来ないわよ」

「……おいおい」

二人のやり取りを見ていた赤羽が、慌てたように口を挟む。

「仲が良いですね」

「いや、ありゃちょっと違うだろ」

飛龍はしばらく輝夜の真意を計るように見詰め返していたが、やがて笑みを浮かべた。

「面白い、好きにしろ」

「おい、良いのかよ!」

「安心しろ。俺は女に簡単に殺される程、弱くはないからな」

「いっそ、そうなってくれれば清々するでしょうねえ」

今はただ、側にいるから。

語らない想いの深さまで、いつか辿り着けるように。

繋がれた縁の強さに頼って、貴方の心を感じたい。

貴方はいつも、深い闇路を一人で行くから。





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