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宮の裏門を入ってしばらく進んだ所で、見知った人物を見付けて馬を止める。

馬屋で馬の世話をしながら話をしていたその二人は、気配に気付いたのか顔を向けて硬直した。

「今帰ったぞ」

二人の反応など気にも止めずに飛龍が馬を降りる。

続いて、飛龍の前にちょこんと座っていた輝夜も身軽に飛び降りた。

「悪いが馬を頼めるか」

「そ、それどころじゃありませんよっ!飛龍殿、誰ですか!この娘はっ」

ようやく我に返った二人が駆け寄って来る。

「一体何処から連れて来たんだい?」

飛龍は輝夜と顔を見合わせてから答えた。

「こいつは、輝夜だ。今日偶然再会して、連れて来たのだ」

「初めまして、賢彰に漣星。元気そうで何よりだわ」

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Reservoir Amulet