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微笑んだ輝夜を見て、漣星が尋ねる。

「あれ、僕達を知ってる?何処かで会ったかな」

「あっ、いえ!違うの。道々飛龍に話を聞いていたのよ。とても大切な仲間だって」

「こら、勝手な事を言うな」

「本当の事でしょう?照れなくても良いのに」

そこで賢彰が、わざとらしい咳払いをした。

「飛龍殿、では大切な仲間として言わせて頂きます。姫を娶られるならちゃんと手順を踏むべきです。すぐに返して来て下さい!」

「何を言っている。そんな事出来る訳無いだろう。ようやく会えたのだぞ」

「だけどねえ、帝ともあろう者が姫を攫うなんて……」

「そうですよ!幾ら何でもいきなり連れて来るなんて!」

まだ何か言いたげな賢彰に、飛龍は馬の手綱を押し付けた。

「話は後で聞くから、とにかく馬を頼む。行くぞ、輝夜」

「あっ、ええ。じゃあ、また後でね」

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