解放の詩




空を知らぬ人よ
旅に疲れた嘆き
解放の連詩 救いを叫ぶ

大地迷う人よ
標無くした嘆き
始まりの記述 救いを叫ぶ

果て無い旅路に見付けた
混沌の言葉
永遠の詩の鍵
掴もうと足掻く語り手

天地惑う人よ
土に埋もれた嘆き
黎明の幻詩 救いを叫ぶ

君が逝く夢路に届けと
涙の海から
巻き戻す歯車の為に
身を削る紡ぎ手

忘却のひとひらへ
慰めのひとひらへ
揺らめいた炎 鎮まりの瀑布
目に映して 詩に変える
君の見えない景色を辿り
君を奪った世界を探り
惨状と慟哭で満ちる世界が
やがて優しい朝へ
惨状と慟哭に慣れた世界で
美しい夜明けまで夢を見よう

君が見てた世界は
どんな景色だろうか
綺麗だと信じてた
幻の詩人なら
君が語る世界へ
いつか届くだろうか
泣きながら見詰めてた
幻の旅人へと

もう二度と会えないとしても
君が遺してくれた
詩を継いで進んで行こう

夢見る道行きの中
巡り出す想い
永遠の時のドア
開こうと足掻く語り手

君がいる星まで響けと
巡り合う夢幻
残酷で優しい世界へ
身を投げる紡ぎ手





- 101 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む

ページ:





Reservoir Amulet