静寂の徒桜




氷原に降り積もる白雪
隠した心音 風に消え
氷原に降りて溶けて行くのか
阿修羅が見る 静寂の徒桜よ

青き天に祈るよりも
我が身を捧げよう いつか散る日まで

歴史の波 押し寄せて来る
狭間に生きている者の
生き様を喰らいながら

凜と歩む君が信じているもの
支える為 鬼と成って
要らぬ心は捨てよう

風花が散り急ぐ荒野に
倒れるとしても 悔いは無し
風花のように消えて行くのか
鬼神で良い 愛しき人の為に……

歴史の渦 閉じては開く
戦い果てて行く者の
存在も飲み込みつつ

信じたいと君が泣いていた事を
護る為に鬼と成ろう
いずれ冥土へ行くまで

風嵐吹き荒れる原野に
人知れず果てて 悔いは無し
風嵐に成り消えて行くのか
鬼神で良い 恋しき人の道を……

氷原に降り積もる白雪
隠した心音 吸い込まれ
氷原に降りて溶けて行くのか
阿修羅が見た 静寂の徒桜よ

命の無き花 荒野に
美しく散りて 悔いは無し
歴史に残らぬ花咲かそうか
鬼神で良い 愛しき君の為に……





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