白淡雪花




一人で佇む背を包み込む風が吹いた
冷たい雪も溶かす兆しにふと顔を上げる

儚い祈りを空へと広げ
重ねた時に馳せていた
揺らがない泡沫は
寂しさを暖かく変えて行く

出会い別れ そこに残った
雪に良く似た冷たさを
髪に触れた貴方の指を
白い花に思い出す
いつか再び会いたい

静かな野原を染め白く包み込む雪は
全ての罪を許し傷も癒してくれる様

褪せない記憶が奏でる詩歌
合わせた瞳 懐かしい
吹き抜ける風の音は惹かれてく
心音を彩った

語り紡ぎ そこに信じた
全て見透かす冷たさを
深く秘めた貴方の道を
淡い花で飾れたら
きっと幸せと呼べる

熱く燃えて そこに散り行く
雪に良く似た儚さで
眠りにつく貴方の頬に
白い花が舞い落ちる
いつか再び会えたら……





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