甘露陶酔




こっち見なよ
諦めて
強がりな瞳
真っ直ぐな君の心
絶対に僕の方へ向ける

誰にでも掛けるよ
こんな言葉位
だけど ふとこぼれた微笑
何故か見詰めていた
降りて消え行く水
朝露に良く似た儚さで君はいた

遊びでもいいさ
一夜の夢を見ようか
口付けをしよう
光る水鞠へと
露の世を示し
朝に消ゆ 澄んだ玉よ
淀みの無い様を
酔わせてみたい
月に照らされ

こっち来なよ
逆らわず
普段は素直なのに
秘密だけは明かさない
強情なところも可愛いね

些細なことだけで
見せる儚い笑み
だけど こぼれ落ちる涙
いつも隠してるね
僕が泣かせてやる
朝露が無情を謳い溶け行く前に

本気じゃなくても
甘い夢は見れるから
睦言交わそう
光る水に寄せて
世の常を語り
命使うは露の身
ひたむきな様に
酔わされそうな
月の涙よ

遊びだったのに
一夜の夢じゃ足りない
口付けをしよう
白いその肌へと
理を示し
朝に消ゆ 涙露時雨
潔い様に
目が逸らせない

本気になりそう
甘い夢を見続けて
睦言交わそう
白い肌に触れて
世の常を語り
消えて行く露の命
真っ直ぐな君に
酔わされて行く
甘露陶酔





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