追想




覚えてる 二人でいたあの頃を
秋の肌寒くて寂しい宵に
寄り添ってた

当たり前だと 何処かで信じて
特別な感情に気付けなかった
幼い頃

二人で坂道歩いて
転んだら慰めてくれたね
お兄さんみたいなんて甘えてた

二人の秘密を数えて
寂しさ嬉しさ分け合ってたんだ
ずっと続くと信じていたけど
懐かしいから
私 変わったね

あれから幾つの季節 過ぎたかな
秋は貴方の側じゃなくても来て
切なくなる

変わらないもの 私は信じた
もう一度確かめてみたくなるのは
どうしてかな

初めて知った恋のこと
想い出の中の貴方の声
呼ばれるように 私帰って来た

初めてさよならを告げて
再会の約束をした この場所
あの日と同じ 静かな海岸
泣きたくなる
貴方 変わったの?

誰かが隣に佇む
思わず顔を上げた瞬間
胸に迫る面影 重なった

大人になって出会うのは
離れて焦がれる想いを知って
変わったものと変わらないものを
知る為なのね
想い 永遠に





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