悔恨が
繰り返し立ち昇る
胸を抱えて
頬を撫でた冷たい指を
私は離せない
大切な人と
失う時に初めて気付くのは
愚かでしょうね 呟く言葉を
風がさらい溶かして
輪環の
引き裂かれる痛みへと
身を投げたのは
いつだろう
分からない程辿った
幾つもの道
繰り返す別れの果て
たった一筋の
細い細い糸を
手繰り寄せると
決意を秘め拓く
孤独を越え進む
研ぎ澄ます刃は今
輪環を裂いて
貴方へ辿り着く
私を知らない
冷えた瞳
交わした言葉の
片鱗さえも
持たない貴方のことを
心は求める
私だけが知る恋は
血塗れた傷跡
痛み疼く証
抱き締めている
全ての想い出を
引き換えにしても
今此処にいる貴方
魂が欲しくなるの
織り合わす出会いの果て
初めて明かした
本当の心を
抱き締めている
刻み込まれていた
記憶を重ね合う
口付けた刃は愛
熱く迸って
貴方へ辿り着く
二人で拓いた未来
輪環の夢語りは終わる
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Reservoir Amulet