04
息を弾ませて、夜の森の中を駆ける。
霧は今宵も深く立ち込めているが、足取りに迷いは生まれなかった。
むしろこの霧こそが導いてくれている気がする。
迷いは無かった。
自分でも不思議な程に。
どうしてそう考えたのかは分からない。
けれど、それは予想というよりも確信に近かった。
森を抜けた先にある城に、あの人はいる。
城下街に住む者でも辿り着けないと言う城。
きっと彼がそこにいる。
会ってどうしたいのか分からない。
それでも、どうしても今夜会わなくてはならない。
そんな気がした。
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Reservoir Amulet