11
「お、報告は済んだのか。華原」
ラウンジに入ると、燎が声を掛けて来た。
「はい」
「真宵ちゃん、疲れてない?」
気遣う瞳で尋ねた悠也に、微笑みを返す。
「大丈夫です。心配して下さって有り難うございます」
その時、ドアが開いて至聖が入って来た。
「みんな、お疲れ様。今日は忙しかったね」
爽やかな笑顔から目を逸らし、体の向きを変える。
「では私は、食事の用意をして来ます」
「手伝おうか?」
「結構です」
至聖の申し出をすっぱりと断り、足早にキッチンへと向かう。
- 34 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet