02
常に更新されて行く情報を目で追いながら、溜息を洩らす。
「あーあー。至聖と華原は今頃旅の真っ最中か……」
「別に遊びに行かせている訳では無いがね」
冷静に口を開いた卓は、淡々と続ける。
「それに男女のペアの方が、怪しまれずに行動出来る」
「まあ確かに、男二人で遠出したって楽しくも何とも無いな」
多少は復活した様子の燎に、悠也が笑って言った。
「うん。それに二人共、しっかり仕事してるみたいだし」
「ああ。全く、真面目だよなあ」
悠也の手元を覗き込んだ燎が苦笑する。
「遊びに行かせている訳では無いからね」
本日二回目となる内容の発言をした卓は、腕組みをして目を細める。
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Reservoir Amulet